誕生日と命日が重なる日 〜忘れられないふたつの灯り〜

目次
忘れられない、ふたつの命の別れの日
私には、忘れられない二つの命の別れの日があります。
それは偶然にも、家族の誕生日と重なった日でした。
父が旅立った、私の誕生日
ひとつは、父の命日。
父は、私の誕生日に亡くなりました。
その日は本来なら、年に一度の祝福の日。
でも、それからは父を思い出す特別な日にもなりました。
ろうそくの灯りに願いを込めるたび、父の顔が心に浮かびます。
姉の誕生日と重なった、彼の旅立ち
もうひとつは、元パートナーの命日。
彼は、私の姉の誕生日に旅立ちました。
姉が生まれた喜びの日が、
彼の魂が空へ帰る日と重なったのです。
時が経つほどに、
それは単なる偶然とは思えなくなりました。
誕生日と命日が重なることの意味
✨ 誕生日と命日が重なることには、何か意味があるのかもしれません。
生まれた日と旅立つ日が交差することで、
その人の存在が深く刻まれるのかもしれません。
祝福と祈りが共存する日
誕生日に祝福と祈りが共存するようになり、
私はその日を特別に大切にするようになりました。
ろうそくの灯りに願うのは、
「いつも見守っていてね」という感謝の想い。
姿が見えなくなっても、つながっている
大切な人との縁は、
姿が見えなくなっても、きっと続いている。
そう感じられる日があることに、
私は静かに、そして深く感謝しています。