伊勢神宮・おかげ横丁で立ち止まった瞬間
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旅の終わり、帰路へ向かう道の途中で、私はある“光景”に足を止めました。
石畳の道の真ん中に――
目次
赤いマフラーの小さなパンダ
ぽとん…と落ちていたのは、フェルト素材の小さなパンダ。
赤いマフラーを巻き、仰向けに空を見上げながら、にこにこと笑っている。
――あれ?
それは、数年前に子どもがお土産にくれたものと、まったく同じ。
驚いて立ち止まり、思わず写真を撮って、確認したほどでした。
“白く切り取られた”ような光景
でも、それだけではありません。
そのパンダがいる場所だけが、どこか白く切り取られたように浮かび上がっていて、
まるで、その瞬間だけ空間が変わってしまったかのような特別な感覚がありました。
たくさんの人が行き交う通りの中で、
なぜかそのパンダだけが、誰にも踏まれず、静かにそこにいたのです。
届いたメッセージ
あとからじんわりと感じたのは――
「ちゃんと見てるよ」
「いつでも、つながりは消えていないよ」
これは子どもからのもの、というよりも、
私を導いてくれている“ガイド”や“守護者”のような存在からのメッセージに感じられました。
時を越えて届く“やさしさ”
子どもとの記憶と、見えない存在の“見守るやさしさ”が、時と空間を越えて、ふたたび目の前に現れた。
何気ないようでいて、深く心に残る出来事。
ふとした瞬間に、宇宙はそっと語りかけてくるものですね。
何気ない日常の片隅に、ふとした瞬間に、気づくことがあります。
それをどう捉えるか、どう感じるのか。見過ごすのかは自分次第です。
わたしは、小さな頃から植物や動物を観察したり、愛しく思っていました。
その延長線上に観察をする、気づくことに繋がっています。
自分の癖や得意なことは、無意識にしていたことと関係があるのかもしれませんね。