身代わりになったインコの奇跡

小さな胸の痛みからはじまったこと
息子が小学校に通っていた頃のこと。
ある日、「胸が痛い」と訴えるようになりました。
いつ病院に行こうかと迷いながら、
原因がわからないまま、数日間が過ぎていきました。
不思議な行動を見せ始めた黄色いインコ
そんなある日、家で飼っていた黄色いインコに変化が現れました。
毎日のように、自分の胸をクチバシで突くようになったのです。
最初は羽繕いかと思っていました。
けれど、その行為は次第に激しくなり、
胸の羽が抜け、小さな穴が空いてしまうほどに。
それでも、インコはその行動をやめませんでした。
命とひきかえに届けてくれたもの
やがてインコの胸からは血がにじみ、
身体は弱っていきました。
そしてある日、静かに息を引き取りました。
その後ふと気づくと、
息子は「胸が痛い」と言わなくなっていたのです。
まるで、インコが身代わりとなって痛みを引き受けたかのように…。
愛は、ことばを超えて
あれはただの偶然だったのでしょうか?
それとも——
命ある存在どうしが深く結びつく瞬間だったのでしょうか。
あの黄色いインコは、
言葉を持たないままに、
命をかけて息子を守ってくれた存在でした。
生命の神秘と、動物たちの優しさ
この出来事を通して私は、
命の不思議さや、動物たちのやさしさにあらためて心を向けるようになりました。
たとえことばを交わせなくても、
伝わるものが、たしかにあると感じます。
額の秘密とは
予測不能な出来事は、不思議と言われますが、
身体はエネルギーが循環し、細胞がウネウネと絶えず動いています
見たいものに額を近づけると、
顕微鏡のように、細胞レベルで見えるようになってからは、
人間の仕組みについて深く興味があります。
やはり、第三の目と言われるように、額には不思議な仕組みが隠されているようです。
そのせいか、目には見えないけれど、知りたい、見たいものを、
私だけでわかる映像で見せてもらう機会が増えました。
どんなことも純粋な気持ちで願うことで、時間差はありますが、
目の前の現象として現れるものと思います。